
シングルポイント触覚センサ計測ハブ
FSHub
(FSR, 感圧センサ, 面圧センサ、触覚計測、ROS2対応)


現場で実験で、すぐ使える
シンプル&ソリッド
触覚センサとは
人は、圧力・振動・温度などの複数の感覚情報を統合して「触覚」を認知します。 触覚センサは、その中でも接触時の力や圧力の変化を検出するセンサの総称です。代表的な触覚センサには、FSR(感圧抵抗式)、静電容量式、面圧センサ、ロードセルなどがあります。
FSHubとは
FSHubは、FSR(感圧抵抗式センサ)などの圧力・力の変化を扱うシングルポイント触覚センサを、最大6CHまで同時に計測できる小型ハブです。
どのタイミングで、どれくらいの力が使われていたかを時系列で可視化し、条件や操作の違いを相対的に比較するためのツールとして設計しています。
また、ROS2に対応していますので、ロボットハンドの触覚フィードバック制御にも使用可能です。
特徴
-
最大6CHのシングルポイント触覚センサを同時計測
-
USB 1000Hz/ Bluetooth 100Hzの高速サンプリング
-
外部トリガ入力で他機器と同期可能(QB-01 / LCHub / モーキャプ等)
-
ROS2対応でロボットハンド触覚入力に適合
-
手のひらサイズのコンパクト設計(腕・治具に取り付けやすい)
-
CSV出力で解析ワークフローにそのまま利用可能




用途に応じて2つのモデルを用意
FSHub(標準モデル) | 研究・評価用途向け
-
計測ソフトウェア・センサ付属の“すぐ使える”完成モデル
-
指先力・接触圧の計測、可視化、記録がすぐに可能
-
条件比較・操作評価・UX/HMI研究・技能伝承などに最適
-
開発作業なしで、実験・評価にそのまま利用できる
FSHub‑ADK(開発・組込向け)
-
ソフトウェア・センサなしの“開発者向け”モデル
-
通信仕様書・Pythonサンプルコードを提供
-
フィードバック制御、ロボットハンド、アプリ開発に最適
-
製品・システムへの組み込み用途を想定
-
※研究・評価用途でそのまま使う場合は標準モデルを推奨
応用例・ソリューション
-
HMI / UX研究での指先力・操作評価
UI操作時の力の使われ方を比較し、操作性や負荷の違いを可視化
-
工具操作・作業時の力の使われ方の比較
熟練者と初心者の違い、作業条件による違いをなど、力の使われ方を見える化
-
技能伝承における力加減の見える化
「どれくらいの力で」「どのタイミングで」押しているかを共有しやすくする
-
ロボットハンド・VR分野での触覚入力評価
接触検知、触覚フィードバック、HRIの入力データとして利用可能
-
座面・インソールなどの接触圧評価
人体との接触部位における圧力変化を簡易に取得
いずれも「できたかどうか」ではなく、どのように力が使われていたかを比較する用途に適しています。
技術的補足(FSRの特性について):
FSHubは感圧抵抗式センサを前提とした設計です。
FSRは “力の変化を相対的に比較する用途” に適しており、以下の特性があります。
・絶対値の高精度計測には向きません
・条件間の違い、相対比較、傾向把握に適しています
・接触条件により出力が変わるため、荷重キャリブレーションが有効です。
・高精度な荷重計測が必要な場合には、ロードセル等の使用を推奨します。
仕様
FSHub(標準モデル) :
型式: FSHub
コントローラ部
適合センサ 感圧抵抗式センサ 約2kΩ~300kΩ (FSR, FlexiForce等)
入力CH数 6
サンプリング 最大1000Hz(USB有線接続時)、100Hz(Bluetoothワイヤレス接続時)
AD分解能 12bit
適合入力コネクタ JST製 PAP-02V-S
外部通信 USB・Bluetooth (COMポート通信)
外部トリガ入力 1shot(計測開始・終了時、LVTTL正論理, 100μs以上)
外形寸法 W52×D69.6×H20
質量 60g
電源 USB-Cコネクタより外部給電 DC5V, 約300mA
使用温度範囲 10~50℃(結露なきこと)
保管温度範囲 0~70℃(結露なきこと)
計測ソフトウエア部
動作環境 Windows11
計測設定機能 データサンプリング、移動平均、外部トリガ設定等
データモニタ 時系列波形モニタ、3Dモニタ
データ計測機能 時系列データのCSVファイル保存
センサ部 (標準付属品 ※追加用の別売品もございます)
型式 : FS-S400-1.5M
感圧部直径: φ5
センサ外径: φ7.6
センサ全長: 38mm
リード線 : 1.5m 外径φ1の2平行線
先端コネクタ: PAP-02V-S
測定荷重 : 対象物との接触条件による(指先の場合0.2~20N程度)
標準付属品:コントローラ1台、計測ソフトウエア1ライセンス、センサ6台
FSHub-ADK (アプリケーション開発キット):
標準付属品:コントローラ本体1台
※通信仕様書、動作比較用ソフトウエア提供
※FSHubの計測ソフトウエアは使用できません。センサ、コネクタケーブル等は別売
予算価格帯(FSHub)
□ ~20万円台
☑ ~50万円台
□ ~100万円前後
□ ~200万円前後
□ 200万円台~
予算価格帯(FSHub-ADK)
☑ ~20万円台
□ ~50万円台
□ ~100万円前後
□ ~200万円前後
□ 200万円台~
ROS2 対応
ROS2(Robot Operating System 2)とは、ロボット用アプリケーションを開発するためのオープンソースのソフトウェアフレームワークです。
FSHubは、ロボット開発で広く利用される ROS2 に対応しています。
触覚データをROS2ノードとしてリアルタイムに配信でき、ロボットハンドの接触検知・触覚フィードバック制御・HRI(Human-Robot Interaction) などのアプリケーションに統合できます。
詳細なノード仕様、launchファイル、サンプルコードは GitHubで公開しています。
GitHub : GitHub - SUGINO-EICHI-CORPORATION/fshub-ros2 · GitHub
対応環境
- ROS 2 Jazzy(Windows / Linux)
ライセンス: Apache 2.0
技術コラム
FSRの特性と計測時の注意点
FSHubは、FSR(感圧抵抗式センサ)を前提とした設計です。
FSRは軽量・薄型で扱いやすい一方、以下のような特性があります。
FSRの特性
絶対値の高精度計測には向かない
→ 抵抗値が接触条件に大きく依存するため、荷重の“正確な値”を求める用途には不向きです。
相対比較・傾向把握に適している
→ 条件間の違い、操作の違い、タイミングの違いを比較する用途に強みがあります。
接触面積・押し方で出力が変わる
→ 同じ力でも、指の角度や接触面積が変わると値が変動します。
荷重キャリブレーションが有効
→ 一定荷重を複数点で与えることで、用途に応じた補正が可能です。
感圧センサの簡易荷重キャリブレーション例
以下、資料をダウンロードください
ロードセルとの違い
ロードセル:高精度な絶対値計測向け
FSR:相対比較・傾向把握向け(軽量・薄型・安価)
FSHubは、FSRの特性を活かした 「力の使われ方の比較」 に最適化されています。
高精度な荷重計測が必要な場合は、ロードセルの使用を推奨します。
FAQ
-
FSRで正確な力の値は測れますか?
→FSRは絶対値の高精度計測には向きません。 条件比較・傾向把握・タイミングの分析に適したセンサです。
比較的ローコストに製作が可能で、回路もシンプルに出来ることも感圧抵抗式の特徴です -
ロードセルとの違いは何ですか?
→ロードセルは高精度な荷重計測向け、FSRは相対比較・操作評価・接触検知向けです。 -
どのような用途に向いていますか?
→HMI/UX評価、工具操作の比較、技能伝承、ロボット触覚入力、接触圧の簡易評価 など、
力の使われ方を比較する用途に適しています。 -
キャリブレーションは必要ですか?
→用途によります。絶対値を扱う場合は簡易キャリブレーションが有効です。
相対比較のみの場合は必須ではありません。 -
ROS2には対応していますか?
→はい。FSHubは ROS 2 Jazzy(Windows / Linux) に対応しています。
触覚データをリアルタイムにROS2へ配信できます。 -
Bluetooth接続の遅延はありますか?
→USB接続より遅延は大きくなります。高速性が必要な場合はUSB接続(最大1000Hz)を推奨します。 -
6CHはどのように使い分けますか?
→指先・工具・接触面など、複数箇所の力変化を同時に取得できます。条件比較や操作分析に有効です。



